北欧インテリアってオモシロイ
- 5月7日
- 読了時間: 3分
「北欧インテリア」って聞くとどんなイメージですか?
「シンプル」「飽きがこない」「白系の壁紙と落ち着いた木製の家具」などなど・・・
ご相談を承るお客様の中にはもちろん「北欧っぽい、インテリアにしたいです」って方もいらして、そんな方々に「北欧インテリア」と言う言葉にどんなイメージをお持ちになります?ってお尋ねすると、だいたい先ほどのようなお答えが
返ってくるかな。
「北欧インテリア」って言葉が出てから久しいけれど6,7年前に初めてフィンランドを訪れた時にそれまで思っていた「北欧」のイメージとちょっと違って驚いたのを覚えてる。
訪れた11月下旬はすでに日没が早くて15時半も過ぎれば外は薄暗く、照明無しでは暮らせない。
そんな中、訪れたクリスマス商品を扱っているお店は色とりどりで、店内は眩しいくらい明るい。
「え?北欧ってもっと暗いイメージだったんだけど?」って戸惑うくらい。
一方でホテルのエントランスや客室は「み、見えない・・・」ってくらい薄暗い。
でも、陰気くさいとか寂しいとは違う「落ち着きのある暗さ」って感じ。
一般のお家にはお邪魔してないけれど、どうやら家の中も暗めの模様。
それに比べて日本のお家は外のお店も明るければ、家の中も明るい。いつでも明るい。眩しいがずっと続く感じ。
谷垣潤一郎が随筆で示した『陰影礼賛(正しくは『陰翳礼讃』)』という言葉があるけれど、
本来日本にも「薄暗がりの陰影にこそ日本の美が宿る」という美意識が備わっていたはずだけど
戦時中の「灯火管制」などの習わしによって、なんだか「暗い」=負の象徴 みたいな感覚が日本人に備わってしまったのかな、と。
だから尚更、戦後は「明るい○○ョ○ル~♪」みたいなCMソングが私みたいな昭和世代生まれには染みついちゃって「明るい=富の象徴」という感じになっちゃったのかな。
確かに薄暗いより明るい方が景気が良い感じ?
その点、北欧の明かりの文化は明るい場所、暗めの場所のメリハリや線引きがキチッとなされているのかも。
暗いのは「負の象徴」では無くて最高の贅沢な時間への入口だって事を知っている。
だから、北欧の人々は椅子と照明にこだわり、静かで長い夜の時間を楽しむんだね。
そろそろ南向きのお家にこだわり過ぎたり、
明る過ぎる室内照明を辞めにしても良いのかも、ね。
(タップすると写真が大きくなります)
ここはアアルトの自邸。
今の日本の生活からしたら暗いよね。
でも、なぜかここに身を委ねると居心地良いの。
日本がここまで照明を暗くして過ごせる日はやってくるのかしら。(私自身もここまで暗くして過ごしていない)
ちょっと照明の明るさに考えてみたかった1日。

